ベッセル ボールグリップドライバー220のレビュー
ベッセルのボールグリップドライバーをいただきました。
使ってみた感想をまとめてみようと思います。
電気工事用に特殊な形状をしています。
プラスドライバーの220 +2×100とマイナスドライバーの220 -6×100を紹介します。
株式会社ベッセルが販売しているもので、長さ20㎝ほどのドライバーです。
12月の電気工事士技能試験を受けることにしたので、技能試験に向いているのかも確認してみます。
以下のような記事も書いています。
- ボールグリップドライバーとは
- ベッセルのドライバーの型番について
- プラスドライバー(VESSEL 220 +2×100)
- マイナスドライバー(VESSEL 220 -6×100)
- 電気工事士の技能試験に向いているか?
- まとめ
ボールグリップドライバーとは
グリップ部分が丸くなっているドライバーをボールグリップドライバーと呼んでいるようです。
物理の授業になってしまうので、簡単に説明します。
物をまわす力は、まわす半径が大きいほど軽い力でまわせます。
そこで、グリップ部分だけ回転半径を大きくしたのが、ボールグリップドライバーです。
実際に使ってみると、確かに普通のドライバーよりも楽に回せました。
ベッセルのドライバーの型番について
ベッセルのドライバーは、型番からどんなドライバーなのかを確認できます。
マイナスドライバーの220 -6×100を例として説明します。
始めの220の部分が、ドライバーの種類です。
220は一般的なボールグリップドライバーです。
貫通ドライバーや絶縁機能のついたものは、違う番号になっています。
次の+2や-6などが、刃先のサイズです。
-6ならマイナス部分の幅が、6mmです。
最後の100は、軸長です。
軸長は、刃先からグリップ部分までの長さです。
金属がむき出しの部分だけが軸だと思っていましたが、むき出しの部分だけではありませんでした。
プラスドライバー(VESSEL 220 +2×100)
サイズは、長さ約20㎝、グリップ部分の半径2㎝です。
グリップの色は赤です。
持った感じはそこまで重くありません。
ただ、グリップ部分がボール状なため、先の方を持つと不安定です。
グリップ部分が転がりやすい性質(ボール状)なので、不安定な場所に置いて作業するならウエストポーチなどが必要になりそうです。
素材は、柔らかいクッショングリップなので、外での作業では傷がつきやすいです。
長く使っていると泥が傷に入り込んだり、グリップがこすれてすり減っているものを見たことがあります。
同じベッセルのドライバーでも、クリスタラインなどの方が頑丈なイメージです。
ベッセル(VESSEL) クリスタライン 普通ドライバー +2×100 6300(楽天商品リンク)
ボールグリップのものは、室内の電気工事などで使う機会のほうが多いのかもしれません。
素手で扱うのであれば、クッショングリップは滑りにくく柔らかい素材で良いと思います。
マイナスドライバー(VESSEL 220 -6×100)
大きさは、プラスドライバーとほぼ同じ20㎝です。
プラスドライバーとはグリップの色が異なり、オレンジ色です。
あえて色分けすることで、プラスドライバーと区別しているようです。
マイナスドライバーについては、ボールグリップの必要性はあまりないような気がします。
マイナスドライバーは使う頻度が低いので、わざわざボールグリップで揃えなくでもいいです。
ただ、マイナスドライバーは長さの異なるものを揃えておくと便利です。
マイナスドライバーは、ドライバーとして使うばかりではありません。
細い隙間に何かを押し込んだり、逆に引き出したり、金属のツメを捻じ曲げたりするのにも使うことがあります。
その時に重要なのが、マイナス部分の長さです。
今回紹介したベッセルのドライバーは6㎜でした。
大きすぎず、小さくないサイズです。
マイナス部分が長いものは力がかけやすく、小さいものは狭い隙間に入ります。
用途に応じて使い分けるといいかと思います。
Amazonのショップで、好みのサイズを選べるものがあったので載せておきます。
ベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー No.220 プラス2×100
マイナスドライバーは、サイズの指定で、-5.5、-6、-8が選べます。
それぞれ、刃先が5.5mm、6mm、8mmです。
電気工事士の技能試験に向いているか?
ベッセルのドライバーを使って、技能試験の候補問題を解いてみました。
実際に机の上で作業してみて感じたことを紹介します。
プラスドライバーについては、少し大きくて使いづらい印象です。
転がっていく心配もしましたが、ポーチなどに入れておけば問題ないです。
必要になるのは、ねじ止めの時くらいなので使わない時はしまっておけます。
小型のボールグリップドライバーを試してみました。
大きさがこれだけ違います。
小さいドライバーは、手に収まるので回しやすいです。
小型のものだと力が入りにくいかと思いましたが、きちんとねじ止めできました。
錆びついたねじを外す訳ではないので、小型のもので十分です。
技能試験では、ねじを外してつけ直す必要があります。
ねじ止めにドライバーを何度回さないといけないのか数えてみました。
ランプレセプタクルのねじを1つ取るのに、約10回ドライバーを回さなくてはなりません。
2箇所のねじをつけ直すには、40回も回さないといけません。
この回数を考えると、楽に軽い力で回せることが重要です。
ベッセル VESSEL ボールグリップドライバー220+NO.1X75 220175(楽天商品リンク)
ベッセルの220 +1×75は、電気工事士の技能試験で使うのに最適だと思います。
細身の使い慣れたドライバーもありますが、試験にはこのボールグリップドライバーを持っていこうと思います。
一方、マイナスドライバーは、20cmのもので問題ありませんでした。
使う頻度が低いので大きくても大丈夫です。
小さすぎると力が入れにくいので一般的なサイズのドライバーが良さそうですね。
ボールグリップだとポーチに入れるのに場所をとってしまうので、細身のドライバーでもいいと思います。
使い慣れたドライバーがあるならそれが一番でしょう。
ボールグリップドライバーは電気工事向けに作られた物なので、使い慣れたドライバーがない人はボールグリップにすると無難かもしれませんね。
試験では場所をとって邪魔でも、実際の電気工事では活躍するかもしれません。
実際に電気工事はしていないので、なんとも言えませんが。
まとめ
ベッセルのボールグリップドライバーを使ってみました。
クッショングリップは、傷がつきやすい特徴があることが分かりました。
屋外利用には注意が必要かもしれません。
使い心地は、ボールグリップは軽い力で回せて楽です。
電気工事士の試験で使う場合は、プラスドライバーは小さめのボールグリップドライバーがおすすめです。
狭い机で作業する為、小さいものが便利です。
小さいと力をかけにくいですが、ボールグリップなので問題ありませんでした。
マイナスドライバーは、約20cmのもので適していたと思います。
試験では、素早い作業が求められます。
使い慣れたものがあるのならそれが一番でしょう。
素人の感想でしたが、思ったことを記録してみました。
何かの参考になれば幸いです。